2017.02.17
フランクフルト郊外。中心部から離れた、ゆったりのんびりした環境から生まれるKREISのユニークな革小物たち。
その個性的な感性から作られるレザーベルトはKREISを代表するモデルであり、MADE IN GERMANYの歴史を感じることができます。
今回はオン・オフ兼用できる32mm幅のコードバンベルトをご紹介していきます。
使われる素材は勿論、アメリカHORWEEN社の深く美しいコードバン。独特の光沢と形状記憶に優れる馴染みの良さはあまりにも有名です。
その極上といえる素材の特性をさらに引き立て作られるのがKREISのベルトです。
丈夫でしなりのあるドイツ産のベンズをライニングに用いることで適度な厚みを保つことができます。コードバンとの相性も良く、とてもしなやかで使い込むほどに腰回りへフィットしていきます。
バックル付近にアイコンであるホワイトステッチもしっかりと施し、堅牢でありながら遊び心が見え隠れするKREISらしい仕上がりです。
サイドに施されたヘヴィーステッチが印象的な1本。
ドレス向きなスクエア型の正統派バックルとカジュアル感のある楕円形に抜かれた大きめのホールは、セミカジュアルベルトとして様々なスタイルに合わせやすい万能モデルです。
MATERIAL:HORWEEN GENUINE SHELL CORDOVAN
COLOR:BLACK、OXBLOOD
BACKLE WIDTH:32mm
PRICE:¥49,500
滑らかな曲線を描くバックルはどこかクラシックな表情の1本。
KSB-003 同様サイドにヘヴィーステッチが入りますが、ホールサイズとのバランスが主張を抑えセミドレスベルトとして、スーツスタイルからカジュアルまでお使い頂ける汎用性を持ちます。
MATERIAL:HORWEEN GENUINE SHELL CORDOVAN
COLOR:BLACK、OXBLOOD
BACKLE WIDTH:32mm
PRICE:¥49,500
KREIS(クライス)は1963年にドイツ・フランクフルトに創業した50年以上続くファクトリーです。65年に創業者のエリック・クライス氏がマイスターの資格を取得し、現在ではレザーベルトを中心に財布からバッグまで幅広く生産しています。
60年代~70年代は近郊に100社以上あったレザーファクトリーも現在では3、4社だけとなっており、職人の国ドイツが誇る技術を今に伝える数少ない革小物メーカーとして知られ、生産における環境への配慮もドイツらしさを象徴するものとなっています。
KREISの工場の規模は小さく、生産量も限られていますが、良質な素材だけを使い熟練職人が手仕事を活かしつつMADE IN GERMANYらしい質実剛健で高品質なアイテムを作り続けています。
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