2016.10.22
靴の傷みはアウトソールやヒールなど底面だけではありません。
シューホーンを使わず無理な着脱を繰り返せば、履き口は痛み、長年着用していれば靴の内部も磨り減ります。アッパーは糸を用いて縫い合わされており、ホツレることも。
これらの靴は状態や箇所により、補修や補強が可能です。
劣化した箇所を修理し、新しい靴として生まれ変えましょう。
今日は修理前後を画像でご紹介いたします。
ライニングは足と直接触れており、摩擦や汗により劣化しやすく、クリームなどで保湿もできないため、傷みが生じやすい箇所です。放っておくとカウンターやアッパーにまで負担が掛かることもありますので、早めの処置が大切です。穴が開いた部分に革を被せ、補強いたしましょう。
〔修理例〕
スベリ直し ¥4,000~
パイピング直し¥3,000~
スベリ直し+パイピング直し¥5,000~
履き口や甲周りは歩行の度に負荷が掛かり、知らぬ間にステッチが緩くなることがあります。ホツレ箇所によって縫い直しができますので、くれぐれもホツレた糸を引っ張らないようにしましょう。
〔修理例〕
ステッチ補修 1箇所 ¥1,500~
どんなに愛着を持ち、丁寧なお手入れをしても傷みは生じるものです。
手遅れになる前にラコタハウススタッフまでご相談ください。
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