オールデン・シュー・カンパニーの歴史
1884年、米国はマサチューセッツ州ミドルボロウで創業。
トラディショナルなシューズを作りながら矯正靴の分野を開拓し、靴設計に革命をもたらしました。
ミドルボロウにあった創業当初の工場と従業員たち。3度の移設を経て、現在の工場はミドルボロウの別の地にあります。
創業者であるチャールズ・H・オールデンの肖像。1931年の退職時に、経営権は提携していたターロウ家へと受け継がれ、以来オールデンは一族経営が続いています。
ALDEN SHOE COMPANYは1884年、マサチューセッツ州ミドルボロウに、チャールズ・H・オールデンによって設立されました。今でこそアメリカ既成靴の最高峰ブランドとして知られていますが、初期の製品はカスタムメイドのブーツや、受注生産による紳士靴でした。
1892年、生産ラインの拡張に伴い、工場はマサチューセッツ州のノースアビントンに移され、1931年に同州ブロックトンへ移ります。
1931年は創業者オールデン氏が退職し、現在4代に渡りブランドを経営する、ターロウ家へと経営権が受け継がれた年でもありました。
1970年には、近代的な設備を備えた工場をミドルボロウへ建設。
オールデンの靴は、現在もこの工場で作られています。
極めて上質な素材を用いたトラディショナルなグッドイヤーウェルテッド靴の生産に加えて、オールデンは足に問題を抱えた人も快適に履くことのできる医療用矯正靴の分野を開拓しました。内振りのカーブが強い、モディファイドラストを用いたシューズがこれに当たります。
素晴らしい履き心地の追求は、オールデンのアイデンティティそのものです。矯正靴の研究、開発で培った技術は、あらゆるオールデンシューズをより快適で履き心地のよいものとすることにも、大きな貢献を果たしています。
職人がフィーチャーされたポスター。写真左はモカステッチ、右は吊り込み工程。靴作りへの真摯な姿勢が窺えます。